IENA

2018 AUTUMN AND WINTER COLLECTION BCBG par IENA
2018 AUTUMN AND WINTER COLLECTION BCBG par IENA
directed by
YUMIE KAZAMA
photograph AKINORI ITO [aosora]
hair and make-up HISAKO KOMINE [donna]
model PAULINA KUBE [STAGE]
writing KAORI SUTO
art direction and design YOSHIHIDE UCHIDA

feel blue

interview with YUMIE KAZAMA
今回スタイリング&撮影ディレクションを手掛けてくれたのは、カリスマ的人気を誇るスタイリスト風間ゆみえさん。まるで魔法をかけたように女性を魅力的に輝かせるスタイリングと、そのポエティックな世界観についてお伺いします
——今季のIENAのコレクションから受けた印象や撮影テーマについて教えていただけますか?
(風間さん) この冬のIENAでは、ペールブルー、ブルーグレー、ミントグリーンといった、ブルーのグラデーションカラーがとても印象的で、スタイリングでもキーカラーに選びました。
冬のファッションは、コートやニットなどの重衣料が主軸になるため、どうしても印象が重たくなりがち。シーズンの立ち上がり、まだ軽めの秋のおしゃれはボルドーや赤などを楽しみ、季節が深まるにつれ暖色系カラーは、ノスタルジックな印象になりすぎたりと実は難しかったりするので、冬のおしゃれにカラーシフトさせて。抜けた色を少し足してあげるようにすると、顔の印象が垢抜けて見え、心もリフレッシュされます。空であったり、海であったり、気持ちのいい空気感をまとったブルーは、まさにそんな抜け感を出すのにぴったり。
マロンケーキのような茶系のコーディネートにちょっぴり差したブルーは甘さを和らげ全てを整えてくれます。時にはパリジェンヌを連想させる赤のパンツと合わせたり、時にはグレイッシュなトーンでまとめたり、重くなりがちな冬のスタイルも垢抜けて見える、“Feel Blueの魔法”をかけて、おしゃれを楽しんでほしいですね。
 撮影のロケーションに選んだのは冬の海。もはや寝る時間のような、朝2時に出発したのは随分久しぶり(笑)。重たい雲に包まれながらも気まぐれに姿を見せる太陽、合わせ鏡のようにモデルの姿を映す美しい水面、刻々と表情を変えていく空……写真からも、気持ちのいいブルーの空気感を皆さんに感じていただけたら嬉しいです。
——“Feel Blue”をテーマにしたスタリイングはどれも素敵でしたが、風間さんが特にお気に入りのコーディネートやおすすめのアイテムはありますか?
(風間さん) キャラメル色のケーブル編みニットにピーコックブルーのスカートを合わせたルックは、どんな女の子も素敵に見せるカラーリングだと思います。ケーブル編みニットという、ノスタルジックなアイテムを都会的に見せてくれるのは、
こっくりとしたキャラメル色のおかげ。これが少しでも薄いベージュであったり、ピーコックブルーも淡いトーンだとほっこりして野暮ったくなってしまう。印象の締まった絶妙な色味だからこそモダンな雰囲気に仕上がるので、この配色ズバリで着てもらいたいですね。遊ぶならパンプスのカラーで。
 アイテムとしては、ファーベストのコーディネートにレイヤードしたレースドレスや、ゴールドニット×デニムに合わせたレースのラップスカートなど、レースものを一枚持っておくと、パーティーが増えるこれからの季節にもいいと思います。レースを重ねるだけでドレッシーになりますし、バックオープンのドレスもラップスカートもいろんな着方ができます。ラップスカートは一見難しく思いがちだけれども、花柄ワンピースに重ねてもいいし、今季ならニットレギンスの上に合わせてさりげなく腰回りをカバーするのにもいい。ニット×デニムではあまりにも退屈なコーディネートに、レースを足すだけで楽しくなる。そんな風にして、着こなしをアップデートさせていきたいですね。